インターネットテレビ局ABEMA内のニュースチャンネル「ABEMA Prime」に出演しました(通称:アベプラ)。
平日毎晩21時から23時まで生放送されている番組で、毎回さまざまなテーマを掲げ、多彩な番組ゲストで議論を重ねるのが定番のスタイル。この日のテーマは「浮気や不倫をしたら一生謝る運命?」でした。
そこに僕も、再構築に挑んだ経験があるサレ夫として出演したのです。
そんな番組の様子を一部ご紹介します。
マコト「相手が再構築(修復)に寄り添ってくれない」
僕はスタジオに伺っての生出演ではなく、事前に取材を受けてVTRとして番組中に流れました。顔を隠してのインタビューと、話を元にした再現ビデオです。
妻が10歳年上の上司とW不倫。
泥沼状態からふたりを引き離し、元の夫婦に戻ろうと努力をしましたが……
マコト「別れたくないという気持ちがあったので、再構築という言葉を知って、夫婦ってやり直しができるんだ、と」
マコト「すごく些細なことでありがとうと言ったり、仕事へいくときにもいってらっしゃいとか、日常を取り戻そうとしていました」
マコト「いつまでも頑張るぞという気持ちではあったのですが、妻の方は仲良くしようという積極的な気持ちはなかったですね。冷たい感じですね」
マコト「一方的に再構築って思っていても、うまくいかない」
マコト「一緒にスタートラインに立って、同じ方向を向くことができなかったのが、一番難しいポイントでした」
離婚協議書は不倫抑止に効果的、サレは安心材料に
スタジオトークでは、「不倫発覚後の再構築は難しい。離婚協議書を作るかどうか?」というところが議論の争点になっていました。
不倫を経験されたサレ妻の毒島麗子さんのご経験をもとに話が展開。詳しくは番組をご覧になって欲しいのですが、ご出演された方のポイントのみ羅列します。
サレ妻・毒島麗子さん
- 第一子・妊娠10ヶ月目、臨月のとき夫が浮気
- 夫の不倫相手は出会い系サイトで出会った女
- 妻の麗子さんは、子どもが生まれる直前で不安。「夫にGPSをつけて欲しい」「電話番号を変えて欲しい」を伝えるなど、気持ちがぐちゃぐちゃに
- 再構築を決断
- しかし出産2ヶ月後、再び不倫未遂
- 再々構築への道へ
- 離婚協議書を作成
- 離婚協議書の中身は、慰謝料、親権は妻、持ち家なのでどっちが出ていく……など
- 内容的に無理があると現実的では無いので、「慰謝料一千万円」などではない
- 離婚協議書を作った目的は、妻の安心材料。また許してもらえると思ってもらいたくなかったから
- 不倫発覚直後は大嫌いだったが、今は夫婦仲良くやっている
- ただし不倫は一生許さない
- 不倫の事実は消えないし、その行為を許すことはできない
- 「許した」と、自分に嘘をつくのは辛いので
ひろゆき(西村博之)さん
- 一生許さないのは、それでも別に良いと思う。相手が耐えられないなら、離婚すれば良いだけ
- 子どもがいると離婚しづらいと一般的には言われるけど、「離婚をしても、父親と母親として子育てします」というのは成立するので、サッサと離婚すれば良いのにと思って(サレ夫・サレ妻のVTR)を見ていました
- (サレ妻の毒島麗子さんは)許してはいないけど、心の中で許容はしているのでは?
田端信太郎さん
- 離婚協議書は、わざわざつくらなくても離婚したらそうなるので、条件的には変わらない気がします。どうですか?(これに対して毒島麗子さんは、抑止力と安心材料になるなど回答)
堀潤さん
- 根底に好き同士という段階で離婚協議書をつくるのはすごく良いと思う。その気持ちが無い中だと条件抗争でシビアになるので、毒島麗子さんは良い選択をされたと思う
- 絶対許さないけど好きってことですね
- 好きな気持ちって何ですか?
カンニング竹山さん
- 男は浮気をしたら一生謝り続けないとダメですよ。ことあるごとにぶり返しますから。それに耐えられないんだったらダメだし、女性に対してそれほどのことをやってしまったということ。
- 「一生謝りたく無い」。それができない男は別れるしか無い
- 離婚協議書は(シタ夫に対して)効くと思う。なぜなら、男は家が揉めているのが嫌だから
高草木陽光さん(夫婦問題カウンセラー)
- 離婚協議書は、夫にとっては抑止力、妻にとっては安心材料になる
- 許せるか・許せないか、それはすぐにはわからない
- シタ側は「許される」と思って過ごしてはいけない。1日1日を誠実に生きるしかない
- シタ側もサレ側も対話が大切。サレは攻めるだけでなく、「どうして欲しい」を具体的に伝える。シタ側はそれを聞いて、「寄り添っているよ」という姿勢を見せる
- (不倫をされた痛みの)ぶり返しはある。30年後に思い出して、別れた人もいる
番組を見た感想
番組の紹介は以上です。
ABEMA Primeの皆さん、この度はお声掛けいただきありがとうございました。
マスメディアは、芸能人やスポーツ選手の不倫を報道する機会は多いですよね。今回のように、不倫をされた側の痛みに寄り添う番組は貴重だと感じます。1時間弱で議論し尽くせるテーマではありませんでしたが、この番組を機に不倫をされることについて考えた方は多いのではないでしょうか。
僕自身、毒島麗子さんが作られた離婚協議書というのは、再構築に挑む方にとってすごく良いアイデアだなと感じました。
不倫をされたあとは精神的に不安になり、ときにフラッシュバック(通称:フラバ)に襲われることもあります。被害者がこれ以上苦しまないためにも、離婚協議書は有意義だと言えそうですね。
ちなみに、YouTubeのコメント欄には、こんな意見・感想がありました。特に最後の、親に不倫をされた子の気持ちは切実です。
- 自分の親が円満なのがいかに素晴らしいかがよく分かる動画
- 倫に限らず、自分が相手にした酷い事を簡単に許してもらえると思うことに腹立つ
- 間違っても浮気だけはせんとこうと思える良い動画
- 自分達夫婦がいかに幸せかを気付かせてくれる神動画、ありがとう
- 不倫後に離婚してその挙句養育費等払わない人だけは許せない
- こんな素晴らしい女性ばかりに成れば世の中安泰だなぁ
- 女の不倫の悪質さも取り上げるべき
- 妊娠中に浮気・不倫はありえないな
- 一生謝り続ける覚悟か、金払って別れる覚悟があるやつだけ不倫しろよ
- 絶対子供に言わないでほしい
- 過去の実体験として子供の立場からすると、親の不倫を知るのってすごく、傷付くんですよね…。親はそんなつもりないかもしれないけど、自分より不倫相手を選ばれたような気がして辛かったな。そしてそんな両親が離婚しないことにも腹が立ちました。いまは私も大人になったから、許したいと思ってますが、完全には許せていないのだと思います。
最後に、僕自身は再構築に失敗しました。
取り組んだ期間は2年弱。一時的に妻の気持ちが和らぎ、穏やかな時間を過ごせるようにもなったのですが、結果的には離婚を選択せざるを得ない状況に。
僕にとって夫婦の再構築とは一体何だったのか……については、以下の記事にまとめています。
また、僕のプロフィールや経験談・顛末については、以下の記事をご覧ください。気になる方はどうぞ。