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不貞(肉体関係)が無くても不倫になる、裁判所の判決とは?

不貞行為(肉体関係)が無くても不倫になる、裁判所の判決とは?

既婚者の恋。「肉体関係がないプラトニックな関係だから、これは不倫ではないだろう」。

そんな浅はかな考えが覆される、裁判判決が下されました。

今年3月、大阪地裁で驚くべき判決が下された。夫と同僚女性の不倫関係を疑った妻が女性に賠償を求めた裁判で、肉体関係がないにもかかわらず男女の「不倫」を認め、44万円の賠償金支払いを命じたのだ。(中略)

裁判所は「(肉体関係を)認めるに足る証拠はない」としたものの、「相当な男女の関係を超えたものといわざるを得ない」と指摘し、不倫関係を認めた。

肉体関係なしでも男女の不倫認定 裁判所が44万円の賠償命令:NEWSポストセブンより引用

二人はどんな関係だったのか?

記事によると、大阪の既婚者男性が出張で東京に行った際、同じ会社の東京に勤務する女性と『交際』していたそうです。

具体的には、花火大会に出掛けたり、体育館でバドミントンなどを楽しんだとの事。

おさらい。民法第770条(裁判上の離婚)

…え?これだけで訴えられる事になるんだろうか?

ちょっと法律を確認したいと思います。

第二款 裁判上の離婚
(裁判上の離婚)
第七百七十条  夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一  配偶者に不貞な行為があったとき。
二  配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三  配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四  配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五  その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

離婚を求めた訴えではありませんでしたが、民法によると、恐らく5の「婚姻を継続しがたい重大な事由」に当てはまるかが争点になっただろうと考えられます。

証拠探しで、不貞の証拠は出なかった。

夫婦関係が冷え込み、怪しんだ奥さんが、旦那さんの周辺かた証拠探しをしたそうです。しかしながら、不貞行為を示す「ふたりがホテルから出てくる写真」などは見つからず、わかったのは「花火大会」「バドミントン」。

一般的には、「こんな証拠では裁判に勝てない」と訴える人は少ないでしょう。

しかし妻は、この証拠をもとに裁判を起こし、賠償金支払いの判決を勝ち取りました。支払額は44万円ですので、裁判や証拠集めなどにかかった費用を考えると赤字なのではないでしょうか。

こう考えるとますます訴える気が失せそうなのですが、この裁判において「不貞がなくとも勝てる」というのは、大きな判決と言えるでしょう。

訴えたのは妻。訴えられたのは相手女性。

妻は夫ではなく、相手の女性を訴えました。おそらく不倫は望んでいないのでしょう。スカッと「こんな男もういらない!」となったほうが精神衛生上は良いのかも知れません。悶々と悩む奥さんのことを想うと、相当な気苦労があったのだろうと考えられます。

ところで、旦那と相手女性は同じ会社。今後どうなるのでしょうか?

旦那さんは職場に居づらくなって退職を迫られたり、また社内での評判が落ちて出世の道も厳しいものになるかも知れません。

「こんなもんじゃ不倫にはならんだろう」という夫。その浅はかな考えが、大事を招いてしまいました。

大きなお灸を据えられたと考えて、前向きに進む事が出来ればと願います。

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筆者: 篠原 誠

篠原 誠
パートナーの不倫に苦しんでいる方のためサイトです。僕はかつて妻の不倫問題と戦い苦しい経験をしました。辛かったあの日々を振り返り、自分と同じように現在苦しんでいる方への参考になればと願い、本サイトを立ち上げました。 【LINK:このサイトについて / プロフィール