- 離婚すべき?
- 修復・再構築に挑むべき?
- 判断できない!
先日、探偵業界の方に、こんな話を聞きました。
「妻・夫が浮気しているかも……?」
その不安が的中しても、大半の方は、悩み抜いた末に婚姻関係の継続を選ぶのだそうです。
僕は、約2年4ヶ月ものあいだ「妻の不倫問題」と戦った経験があります。心身ともにボロボロになりながらも、証拠をつかんだり、妻の不倫相手と直接対決をしたり、妻との関係改善(再構築)に挑んだり、慰謝料請求をしたり……。離婚は簡単に決断できることではありません。何度も、何度も、もがき苦しみました。
この記事では、離婚を迷っている方に向けて、判断となる指標をお伝えします。
離婚は損切り! サンクコスト効果(コンコルド効果)が判断を迷わせる
離婚を迷う大きな要因のひとつは、これまで積み上げてきた過去です。
- 幸せな思い出
- 両親への感謝の気持ち
- 義父母との関係
- 購入した家・マンション
- 部屋に溢れる生活用品
- これまで頑張ってきた努力
……など。
離婚すべきか、修復・再構築すべきか迷ったとき、人は過去に引っ張られ、未来志向ができなくなることがあります。
これは心理現象のひとつで、アメリカやイギリスの経済学者・進化生物学者が説く「サンクコスト効果(コンコルド効果)」で説明することができます。
つまり、これまでのことがもったいない……と感じ、未来志向型の最善の判断ができなくなってしまうことです。 具体例を上げてみます。 もちろん、離婚には子どものこととか、生活費のこととか、人によって色々あるでしょう。しかし、その中にはサンクコスト効果により、あなたの判断を迷わせている部分は少なからずあると思います。 ちなみに、サンクコスト効果は「コンコルド効果」とも言います。 コンコルドはイギリスとフランスが共同開発した超音波旅客機のことで、赤字になることがわかっていたのに開発を止めることができず、倒産に追い込まれました。「今やめたら、これまでの分が無駄になる」と、正しい経営判断ができなかったのです。 サンクコスト効果が理解できたら、次は「分離」をしましょう。 過去は過去。 その上で、未来を見据えて、何が最善の選択かを考えます。 このとき、自分にこう問いかけると、わかりやすくなります。 不倫をされている渦中は、相手に翻弄されます。 「許せない!」 など、サレ側は、現状に対してなんとかしようと必死になるでしょう。 それは、大切な行為だと思います。 僕も、もがき苦しみながらも、妻と話し合いを重ねたり、不倫相手に慰謝料という反撃を喰らわせたりしました。「もうやれることは全てやりきった」という想いがあったので、次の一歩を踏み出すことができたのです。 でも、ある程度したら、過去と未来を分離し、不倫をしている者に振り回されるのではなく、自分で生き方を考えて欲しいのです。 「自分の人生は、自分で決める」 そう思えるようになれば、離婚すべきか、修復・再構築に挑み続けるべきか、という迷いがかなりスッキリとしてくるでしょう。 とても大変かと思いますが、一歩、一歩です。 どうかご自愛を忘れずに、頑張ってください! 私ごとですが、僕の過去を赤裸々に綴った日記はこちら。 そして、僕の知見をまとめた不倫対策はこちら。ちょっとした本一冊分くらいのボリュームがあります。 ぜひ、これらもお読みいただければ嬉しいです。 不倫をされて苦しんでいる方は、何らかのヒントは得られるはずです。 皆さんの幸せを心より願っています。
過去と未来、問題を分離する
思い出は思い出として、分離するのです。自分で、生き方を考える
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