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ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』 ネットフリックス

サレ夫がドラマ「昼顔」を見た感想 不倫妻・夫の極悪な変貌が描ききれていない!

今更ですが、2014年にフジテレビで放送されたドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』をみました。

僕自身、妻に不倫をされて、警察沙汰になるほど泥沼化した末に、離婚を決断した経験があります。それから年月が経ち、転職、引越し、そして新しいパートナーに恵まれる中で、かつての心の傷は和らいで行きました。

不倫に対する嫌悪感は無くなりませんが、不倫を客観的に見られるようになったと感じます。

そんな中、社会現象になり新語・流行語大賞にもノミネートされたドラマ『昼顔』をネットフリックスで見かけたので、不倫をする側・される側の心情を見てみようと再生してみたわけです。

不倫は困難を打破するダイヤモンドのように硬い愛の結晶

ドラマの中では不倫をしている男女が何人も出てきます。

主役の男女も不倫をするわけですが、このふたりは不倫未経験者で、不倫とは程遠い生活を送っていました。

主人公は、上戸彩さんが演じる平凡な主婦・紗和です。サラリーマンの夫を持ち、自身は不倫に対して「けがらわしいもの」というという認識を持っていて、たまたま出会った女性が不倫をしていることを知って軽蔑していました。

不倫相手となる男性は、斎藤工さんが演じる高校の生物教師・北野先生です。真面目な性格で、道を歩いていてもすぐに昆虫を探したり、会話も生き物の話ばかりのやや堅物です。

そんなふたりが偶然出会い、徐々に惹かれあい、不倫関係に陥ります。

それはなぜか?
紗和は夫とは仲が良いものの、セックスレスの悩みを抱えていました。一方の北野先生は、研究者として成功を収めていく妻にコンプレックスを感じています。つまり、一見すると幸せそうな夫婦ではあるのですが、それぞれがモヤっとした悩みを抱えていたのです。これが不倫という魔物がつけ入る隙になりました。

でも! こんな悩みは、どこの夫婦もありますよね。不倫はあらゆるものを破壊し、周囲の人も不幸のどん底に陥れます。だからこそ、不倫をしないよう自分を抑えるのが理性であり、悩みやコンプレックスという壁を乗り越えていくのが人生であり生き様ではないでしょうか。

不倫とは、パートナーの幸福を踏みにじり、その上で己の欲望を叶えようとする、卑劣な自己中心的な行為です。

ドラマは全11話ですが、終盤直前まで不倫を美化した展開が続きます。『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』は小説や漫画が原作ではなく、ドラマのために作られたオリジナル作品です。視聴者のターゲットは、「不倫をしている人」「不倫をしてみたい人」なのでしょうね。

ドラマでは、不倫はあらゆる困難を打破することができる、「ダイヤモンドのように硬い愛の結晶」のように描かれています。

つまり、不倫が美化されているので、不倫をしている渦中の視聴者にとっては勇気がもらえる内容となっているのです。「私は悪く無い」「これこそが真の愛だ」……と、まるで悲劇のヒロインのように。

そんな訳ないだろ! いわゆる『脳内お花畑』状態が続き、シタ共にとっては名言、でも一般人にとっては迷言が次々に飛び出してきます。

参考までに、シタ夫・シタ妻の迷言を羅列した「不倫をしている人の特徴」がわかる記事もご案内しておきます。脳内お花畑状態について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

不倫者の変化が描ききれていない! 現実は配偶者に敵意を剥き出しにする

ドラマ『昼顔』は、不倫をしている側から描かれています。会えない辛さ、人に言えない恋心、嫉妬、葛藤、罪悪感……。

でもね、ある大事な部分が描ききれていませんでした。

それは、不倫をする輩(シタ)共の、配偶者に対する理不尽な敵意です。

不倫のはじまりは、罪悪感や葛藤があるかもしれません。でも、進むにつれて不倫相手との関係が思い通りにいかないことに対する怒りが湧いてくるのです。その牙は、配偶者、子ども、義父母、そして不倫相手の配偶者や家族に向くことがあります。「〇〇の夫が邪魔だ」「子どもがいるから会えない」など理不尽極まりないものなのですが、そうなってしまうのです。

罪悪感を持つのは、最初だけです。

そもそも不倫は、人の幸福を踏みにじって、その上で己で欲望を満たそうとする行為なので、他人に対する思いやりなど持ち合わせていないんです。その部分が、ドラマ『昼顔』では、描ききれていないなと感じました。

僕の場合、元妻の不倫相手の男から、相当罵られました。直接ではありませんが、僕には頭を下げて謝罪しておいて、妻にはメールなどで「両親が味方になってくれるよう、上手く話してね。浮気だけど真面目なことを分かってもらえるようにね」「そのオカルト屋敷から逃げないとね。離婚届と桜子に似た顔のダッチワイフ置いて、早くそんな所出ていけ。異臭がうつるぞ」など、まるで洗脳するかのようなメッセージを送り続けていたのです。

俺はお前に何をしたんだ? お前は勝手に人の妻を寝とっておいて、さらにその夫へ敵意を剥き出しにして攻撃してくる。一体、何なんだ。お前は狂人なのか……

まるで人間には見えませんでした。

予想はしていましたが、ドラマ『昼顔』はシタのためのドラマです。

【余談】雑誌ボニート編集長を演じた木下ほうか氏、性行為強要・強姦疑惑

このドラマには、他にもたくさんの不倫夫・不倫妻がでてきます。その中で、唯一に近いくらい不倫をしていないのは、木下ほうかさん演じる、女性誌『BONITO』編集長・滝川徹です。

彼は妻の不倫に勘付き、証拠を得ようとしたり、子どもたちを守ろうとしたり苦心します。

僕はそんな彼に共感するところは多かったのですが、ドラマを全話見終えて、木下ほうかさんについて検索してみると……

2022年に不祥事を起こして、芸能活動を事実上停止しているようです。20代の女優ばかりを狙っては性行為を迫る性行為強要・強姦疑惑が週刊文春で報じられました。

あぁ、なんというか最後まで後味の悪いドラマ視聴となってしまいました。

【追記】映画『昼顔』は、ドラマの続編

ネットフリックスにはドラマ版と映画版の『昼顔』がありました。

ドラマを見終えてしばらく後、映画をみたのですが、ドラマの続編となっていました。ネタバレになるので詳細は伏せますが、シタ側・サレ側の気持ちが強烈に描かれているな、と感じました。

不倫をしている者は紗和や北野先生に共感し、サレた経験がある方は北野先生の妻・乃里子らに共感させられるかと思います。その対比がテーマとなっていました。

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筆者: マコト(篠原誠)

篠原 誠(しのはら まこと)
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