スマートフォンの中のデータ、バックアップは取っていますか?
「私は大丈夫!」なんて過信は禁物です。些細なことでデータを一瞬にして失う恐れがあるのですから。
以下のリスク、あなたには絶対起きないと言い切れますか。
- 盗難
- 紛失
- 落下
- 水没
- 自然な故障
- 操作ミスによる消去
実はこれ、事前にちょっとした操作や設定をしておけば、こうしたリスクからデータの紛失を回避することができます!
でも、やっていなければ何も残りません……。
今回は、あなたのスマートフォンの中のデータを簡単にバックアップする方法をお伝えします。
iPhoneユーザーは「iCloud」で自動バックアップ
iPhoneユーザーは、Apple公式のクラウドサービス「iCloud」を、まずは利用しましょう。
自動でiPhone内のあらゆるデータをクラウドに自動的にバックアップしてくれるので、とにかくこれを外すことはできません。
iCloud 設定の手順
- Wi-Fiに接続
- 「設定」をタップ(ギアマークのアイコン)
- 「ユーザー名」をタップ(画面の一番上)
- ページの下から自分のiPhone端末を探してタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
「6」の画面で、iCloudバックアップを「オン」にしておくと、今後、自動的にバックアップしてくれるようになります。自動バックアップのタイミングは、iPhoneが電源に接続されていて。ロックされ、Wi-Fiに接続されているときです。
iCloud にバックアップする項目の選択
- Wi-Fiに接続
- 「設定」をタップ(ギアマークのアイコン)
- 「ユーザー名」をタップ(画面の一番上)
- 「iCloud」をタップ
- バックアップを取るアプリを選択
写真、メール、連絡帳、カレンダー、メモ、メッセージ、Safariなど、基本的なアプリはオンにしておきましょう。
iCloudの月額料金
- 5GB:無料
- 50GB:130円
- 200GB:400円
- 2TB:1,300円
5GBまでま無料ですが、すぐにいっぱいになると思います。一般的には50GBか200GBのプランで十分でしょう。
ちなみに僕は、iCloud 2TBを契約しています。MacとiPhoneで共用しているので大容量が必要だからです。スムーズに連携できて気に入っています。
Androidユーザーは「Googleドライブ」「Googleフォトライブラリ」で自動バックアップ
Android搭載のスマートフォンユーザーは、Google公式の「Googleドライブ」「Googleフォトライブラリ」を、まずは利用しましょう。
両者の違いは、「Googleドライブ」はあらゆるデータや設定で、「Googleフォトライブラリ」は写真や動画に特化しています。どちらも使いましょう。
Googleドライブ設定の手順
- 「設定」アプリをタップ
- 「システム」をタップ
- 「バックアップ」をタップ
- 「バックアップ サービス」をオンにする
Googleフォトライブラリ設定の手順
- 「Googleフォトアプリ」をタップ
- 「メニューアイコン」をタップします。
- 「設定」で「バックアップと同期」を選択
- 「バックアップと同期」をオンにする
Googleドライブの月額料金
- 15GB:無料
- 100GB:250円
- 200GB:380円
- 2TB:1,300円
- 10TB:13,000円
- 20TB:26,000円
15GBまで無料。不足であれば有料プランに移行します。一般的には100GBか200GBのプランで十分でしょう。
Googleフォトライブラリの月額料金
元の画質のままクラウド保存したい場合は、上記のGoogleドライブを契約することになります。
【追記】無料の無制限アップロードが終了
Googleは、無料の無制限アップロードを2021年5月末で終了すると発表しました。それまでにアップロードした写真・動画はそのまま保存されますが、6月以降、無料枠の15GB以上を使用する場合はGoogleドライブに加入する必要があります(Google製のスマートフォン・Pixelシリーズを除く)。
Dropboxへバックアップ
Dropbox(ドロップボックス)という、クラウドストレージもバックアップ場所としては優秀です。
iPhoneユーザー向けの「iCloud」、Android端末向けの「Googleドライブ」以外で、と言われば、真っ先にDropbboxをお勧めします。僕は、もう4〜5年Dropboxを愛用し続けていますが、不便に感じたことはありません。
「何ができるの?」
用途については、まずはアカウントを取得してみてください。無料で始められますので。
また、写真・動画については自動バックアップ機能もあります。
iPhoneからDropboxへ自動バックアップの手順
- Dropbox モバイル アプリを開きます
- 画面下部にある「Dropbox」をタップ
- 「カメラアップロード」をタップ
- 「カメラアップロード」をオンに切り替える
- 「アップロード」を選択
Android スマートフォンからDropboxへ自動バックアップの手順
- Dropbox アプリを開きます
- 「メニュー」ボタンを選択
- 「設定」をタップ
- 「カメラアップロード」で「カメラアップロードをオンにする」をタップ
- 「許可」をタップ
Dropboxの月額料金(個人プラン)
- 2GB 無料
- 2TB 1,200円
- 3TB 2,000円
「iCloud」や「Googleドライブ」を利用している方も、ぜひDorpboxの無料プランに加入してください。無料スペースは小さいですが、特に大切なファイルだけを残すような感じで使うと良いでしょう。ダブルのバックアップとなり、より安心です。
ここでお得な情報。
以下のリンクからご登録頂くと「500MBのボーナス容量」が手に入ります。無料プランが「2GB」→「2.5GB」になるのでお得です!
Evernoteへバックアップ
バックアップの概念とはちょっと違うのですが、Evernote(エバーノート)も、ぜひ活用してください。
Evernoteは、その名の通り「ノート」。クラウド上にある「オンラインメモ帳」といったサービスです。わかりやすくメモ帳と言いましたが、実際は何でも挟めるバインダーといったツールです。
なぜ、ノートをバックアップ用途におすすめするのか?
不倫の証拠、整理整頓に最適
本サイト「妻が不倫しています」は、不倫撲滅を掲げるサイトです。
夫・妻に不倫疑惑がある場合、不倫をされた側が主導権を得るには「言い逃れできない証拠」を得ることが重要になります。なぜなら、不倫をする者は嘘に嘘を塗り重ねている上に、離婚・慰謝料請求などを恐れて不倫を必死に隠そうとするため、まともに話し合いができないからです。
そのため、日頃からコツコツとした証拠集めが肝心です。たとえば、夫・妻の行動や言動を文章に残したり、怪しいLINE履歴やレシートの写真を撮っておいたりなど。
そこでEvernoteがあれば、整理整頓に非常に役に立つのです。写真と文章を組み合わせたメモを残しておけば、あとから見返したときにわかりやすくなります。また、裁判で争うことになったときも、立証に役立てることができるでしょう。
また、Evernoteのデータは、クラウドに保存されます。つまり、外出先ではスマートフォンの専用アプリで書いて、帰宅後はPCで続きを書くこともできます。また、スマートフォンやPCが故障・紛失しても、データが消えて無くなることはありません。
Evernoteの月額料金
- ベーシック 無料
- プレミアム 600円
- ビジネス 1,100円
容量的には無料のベーシックでも充分。僕も、Evernoteは毎日使っているアプリですが、数年経っても容量的に不満がなく、ずっと無料のベーシックプランのままです。
Evernoteを始めるには「App Store」「Google Play」で、Evernoteで検索してアプリをダウンロードしてください。
Evernoteで動画を保存するには、プレミアム以上は必須
Evernoteの無料・ページックプランは、月間のアップロード容量は60MBです。
テキストがメインで、画像が数十枚程度であれば、無料プランでまかなえます。しかし、動画を保存するとなると、60MBではまったく足りません。動画を保存する場合は、月間のアップロード容量が10GBのプレミアムプランに加入しましょう。
また、Evernoteはテキストをメインと割り切り、動画は別のクラウドに保存する方法もアリだと思います。
PC、Mac、microSDへのバックアップはお勧めしません
最後に、おすすめではない2つのバックアップの方法もお伝えしておきます。
まず一つ目は、スマートフォンをパソコンに接続してバックアップを取る方法です。これをおすすめしない理由は、以下の通り。
二つ目は、microSDカードです。Android端末にはmicroSDカードが挿入できるモデルが多くあります。ここへのバックアップもおすすめしません。理由は以下の通り。
まとめ
色々書きましたが、まず必須なのは公式のクラウドサービスです。
- iPhone 「iCloud」
- Android端末「Googleドライブ」「Googleフォトライブラリ」
そして、次のステップとして、以下をご利用ください。
- Dropbox
- Evernote
大切なデータだからこそ、しっかりとバックアップ。
今すぐ、はじめましょう。
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