育児中のサレ妻さんの逆転劇を描いた、マンガ『夫が娘の名前で不倫していました』を読みました。
僕はこれまで不倫をテーマにしたマンガをほぼ読んだことがなかったのですが、Amazonの電子書籍読み放題サービス Kindle Unlimited のおすすめに表示されたので、タイトルに惹かれて読んでみました。
面白かったです!
不倫をされて苦しんでいる話を読んで、そのような感想を持つのはおかしいかもしれません。ストーリーがテンポ良く進み、「うわぁ、旦那クズだなぁ」「奥さん毅然とした態度でかっこいいね」といった場面が次々に出てきて、グイグイ引き込まれました。1巻完結でサクッと読め、読後感はスッキリ。
不倫をされている方にとっては、不倫問題解決のヒントがいくつか得られるでしょう。
月額980円のサービスですが、30日間の無料体験期間ありますので、期間中であれば読み放題対象の本は何冊読んでも無料。もちろん、期間中に解約すれば、お金は一切かかりません。
ちなみに本書は電子書籍のみでの販売で、購入する場合は990円です。
不倫相手が、既婚者だと知っているのか? 知らないのか?
不倫には、2つのパターンがあります。
- 結婚しているのを隠して不倫
- 既婚者だと不倫相手は知っている
配偶者の不倫相手に慰謝料を請求する際、既婚者だと知らなかった場合は慰謝料を請求できない場合があります。しかし、既婚者であることを知っていたのであれば、その行為は故意ですので、慰謝料の支払い義務があります。
つまり、自分がサレ妻になったとき、夫の不倫相手から言い逃れされないよう、「夫が既婚者であることを知っている」という証拠を手に入れておく必要があるのです。
マンガ『夫が娘の名前で不倫していました』では、その証拠を手に入れるシーンが出てきます。
不倫の慰謝料を相手に請求する際、「既婚者だとは知らなかった」と言い逃れされる可能性があります。
外道です……。
これを防ぐためには《既婚者だと知っていた》ことを立証する必要があります。LINEやボイスレコーダーで「旦那さん・奥さん」「夫・妻」などと言及する場面があれば保存しましょう。
— マコト@不倫撲滅! (@tsumagafurin) March 16, 2021
音に反応する音声検知機能付きボイスレコーダーを活用する
本書のサレ妻さんは、夫が部屋で不倫相手とボイスチャットをしていたり、自宅で不倫相手と密会(不貞行為)をしていることに気づきます。
そこで、その証拠をとるためにボイスレコーダーを仕掛けるのです。
このとき、マンガ『夫が娘の名前で不倫していました』では音声検知機能(VOR)がついたボイスレコーダーを使っていました。音に反応して自動的に録音・停止してくれる機能。これがあれば、無音部分を延々と聞くということがなく、必要な部分(会話をしている、音が鳴っている)のみを聞くことができるので、効率良くチェックできるのです。
不倫者(シタ)には、常識が通じない
不倫がバレて、両家の親も交えての修羅場を迎えた翌日、シタ共がシレっといつも通り連絡を取っていたことをサレ妻さんが知ります。
「こいつらには常識が通じると思っちゃいけないんだ。きっと!」
そして、心の中でぶシーンが出てきます。
そうです。不倫をしている輩が、想像を絶する行為・思考・反応などを示すことが多々あります。この言葉はとても重要です。不倫問題と戦う際、常識が通じる相手だとは思ってはいけないのです。
探偵の依頼目的は、不貞行為の証拠だけではない
本作では、サレ妻さんが探偵社に調査を依頼するシーンも出てきます。
探偵への依頼目的は、二人が密会していたり、ホテルに出入りしていたりする場面を撮影してもらう、つまり不貞行為の証拠をつかむために利用すると考えがちです。
マンガ『夫が娘の名前で不倫していました』では、それ以外の目的で探偵を活用していました。
探偵なんて、ほとんどの方が初めての利用になるでしょう。どんな風に使っているのか、その様子を知ることができます。
親権、義母、マンション売却など、他にも情報盛りだくさん!
本作では、他にもさまざまな場面が出てきます。
子どもを巡っての親権だったり(ここではそこまで深刻には至っていません)、両家の親を巻き込んだ騒動だったり、ローンを支払っている住宅のことだったり。配偶者の不倫を知ったあと、さまざまな課題・問題が押し寄せてくるのです。
「こんなこともあるんだ……」
と、読みながら知ることできるでしょう。
記事冒頭でも書きましたが、1巻完結でサクッと読めます。不倫をされたサレ妻さんに限らず、サレ夫さんにも役立つ情報はあるでしょう。ぜひ読んでみてください。