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家庭内別居から、本当の別居へ。

家庭内別居から、本当の別居へ。妻から「家を出たい」と……

第5章・やる直せるか?それとも離婚か?(32)
2006年4月

家庭内別居が限界に

妻から、「別居したい」と言われた。

別居……か。

有責者の妻からは離婚が出来ない。離婚は僕が承諾しないと進まない。そんな中での最大限の選択だったのだろう。

これまで再構築を考えて立ち向かって来たけど、もう無理なのかもしれない。

最初に妻の様子がおかしくなってから、もうすぐ2年。その間ずっと、精一杯、精一杯、やってきた。いまにも崩れ去りそうな、砂を固めてできた塀の上をギリギリの精神状態で歩み続け、遂にはお互いの足元が限界に来ているようだ。

夫婦の再構築を心に誓い、不倫相手を徹底的に排除し、妻の目が覚めるのを何日も、何週間も、何ヶ月も見守って来た。

2年間の緊迫が弾け飛びそうだ。嗚咽が込み上げて来る。

 

 

桜子と別居したら、もう一緒に暮らす事は恐らくないだろう。
もしかしたら、二度と会う事がないかもしれない。

僕はゆっくりと口を開いた。

「わかった。別居しよう」

 

辛い決断だったが、これ以上引き延ばしてもお互いが疲弊するだけだ。
もうここいらが潮時か。

 

数日後、桜子の引越の日が決まった。平日だ。

その朝、僕はいつも通り会社に出勤した。出掛けに「引っ越し、怪我するなよ」と言い残して。

 

日中、今ごろ引越屋さんが来て、荷物を出しているのだろうか。
そう考えると、胸が苦しい。

 

そして、
夜、
家へ帰ったら、

桜子の気配や消え去った部屋が、寂しく残されていた。

 

 

(次回へ続く)→ 不倫→家庭内別居→別居。一歩進むことを決意。

自分の実体験を振り返りながら「体験日記」として連載しています。途中のページからアクセス頂いた方は、ぜひ最初の記事からお読みください。
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筆者: マコト(篠原誠)

マコト(篠原誠)
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