フランスのオランド大統領(59歳)の不倫が、地元の週刊誌にスクープされました。
相手は、女優のジュリー・ガイエさん(39歳)。大統領邸であるエリデ宮殿近くで、スクーターに乗った二人の写真が掲載されたのです。
フランスは不倫に甘いお国柄!?
日本では不倫に厳しい国。2005年、細野豪志氏は不倫をフライデーに報じられ、民主党政策調査会長代理を含む党の役職を辞任しました。1989年には、当時の総理大臣宇野宗佑氏が女性スキャンダルを機に支持が低迷し、選挙に大敗、自任を表明しました。
アメリカでは、ファーストレディーを同伴するなど、妻を愛し、家族を大切にするというのはリーダーとして当然に振る舞いとされています。
しかし、フランスではどうも様子が違うようです。
不倫は個人の問題、国民は非難せず。大統領は職務を全うすることが重要
フランスの有権者を対象にした調査では77%が「大統領の恋愛は彼自身の問題で、他人がとやかく言うものではない」と回答。非難する動きもない。
クリントンNG、オランドOK 「大統領の不倫」欧米の“差”:日刊ゲンダイ
大統領としての政治をしっかりやってくれていたら問題無し! ということなのでしょうか。フランスは何とも愛に肝要な国のようです。
大統領の不倫ネタでパロディー広告
とはいえ、大統領の不倫はフランス国民にとっては関心が高いようです。
不倫騒動を広告ネタとしてつかう企業も続出しています。
■ハイヤーサービスのドライブ(Drive)
→「見られない。知られない。スモークウインドーのプライベートカー。低料金でプライバシーを確保できます」
■レンタカー会社のシクスト(Sixt)
→「大統領、次はスクーターはお避け下さい。シクストはスモークウインドーのレンタカーもご用意しています」
■オンライン・デートサービスのbe2
→ 事実婚のパートナーに「バレリーさん、『変える時は今』」とメッセージ
お国が違えば、不倫に対する反応がこんなにも違うとは。日本では考えられませんね。あなたはフランス派? 日本派? アメリカ派?
バレリー・トリルベレール、事実婚ファーストレディーとは別れることに
国民は寛容だとは言っても、パートナーの心中は穏やかではありません。事実婚の相手女性とは別れることになりました。
フランスのオランド大統領(59)は25日、事実婚パートナーのバレリー・トリルベレールさん(48)との関係を解消したと、フランス通信(AFP)を通じて発表した。フランス公共ラジオが伝えた。
今月10日にフランスの芸能誌が、オランド氏が女優ジュリー・ガイエさん(41)と密会していたと報道。トリルベレールさんは、その日から約10日間入院。退院後もパリ近郊の大統領別邸で過ごすなど“別居状態”が続いていた。
オランド氏はAFPに電話で「(大統領でなく)個人の立場として」と断った上で関係解消を伝えた。
フランス大統領カップルが破局 密会報道後に別居:47NEWSより引用
さらにその後、バレリー・トリルベレールさんは「いまの時に有り難う(原題:Merci pour ce moment )」を出版し、ベストセラーとなりました。日本未発売、翻訳本はありません。