2013年1月、DV防止法・ストーカー法の改正が国会で成立しました。
施行は少し先になりますが、まさにこのタイミングでタイムリーな情けない事件が発生です。
同棲中の警察官カップル、浮気でもめて、ふたりとも依願退職
井上被告が昨年11月~今年4月、女性に暴行を繰り返し、肋骨や腰の骨を折る重傷を負わせていたことも新たに判明。府警は起訴された傷害事件の他に女性から3件の被害届を受理しており、傷害容疑で追送検する方針。井上被告は「彼女が将来浮気をするのではという気持ちが怒りとなり、暴力を振るった」と供述しているという。
一方、被害者の女性も不倫などの不適切な交際をしていたことが明らかになり、府警は同日、女性を本部長訓戒の処分とし、女性は依願退職した。
起訴状によると、井上被告は5月16日夜、同府吹田市の女性宅で、女性の男性関係を疑って回し蹴りをするなど、約1カ月の重傷を負わせたとしている。
同棲中の女性警官に回し蹴り、巡査を減給処分 女性警官も不倫で訓戒 大阪府警:msn産経ニュース
簡単にまとめると以下のとおり。
同棲中の彼女・女性警察官 → 肋骨の骨折など重傷。でも実際に浮気をしていた。しかも不倫。
警察官どうしの同棲中の恋人でした。ツッコミどころ満載の事件です。
不倫をした女性警察官の末路
改正DV防止法が適応していたとしても、彼女は不倫中(詳しきくは書かれていませんが、不倫と明記しているので相手は既婚者だと思われます)。DV法に限らず傷害として被害を訴える事もしにくかったでしょう。
ニュース記事を読む限りでは、加害者の男性警察官は減給処分だけで傷害罪として罪に問われる事はなさそうです。対して、大けがをした女性警察官は退職しました。警察内部では女性に非があるという判断だったのでしょうか。男女差別を感じます。
なんにせよトホホ…な事件です。
男女問題は頭に血が上りやすく、思わずカッとなって手を出してしまいそうになりますが、そんな時は深呼吸をして気持ちを落ち着けてください。民事問題が刑事事件に発展して後悔しないよう気を付けてください。