サレ妻(されづま)
サレ妻の意味
サレ妻とは、夫(配偶者)に不倫された妻のことです。
2007〜2008年頃からインターネット上で現れはじめ、ドラマやマンガでも使われるようになりました。正式な言葉ではなく、俗語・スラングとして用いられています。
ちなみに「サレ夫」の方が先に使われはじめ、1年ほど経ってから「サレ妻」使われるようになりました。
サレ妻の使用例
- 夫に不倫されたサレ妻だけど、離婚はしたくない
- サレ妻ブログを始めたら、同じ境遇の女性と出会えた
- サレ妻が主役のドラマが話題だ
サレ妻の御用例(サレた、サセ妻)
サレという言葉から「他の男にサレた(寝取られた)」イメージを持ちがちですが、それは誤用です。
また、サレをサセと思い違いして、「他の男にサセた」と勘違いしないようにもご注意ください。
サレ妻は、夫に不倫された被害者の立場です。
サレ妻になってしまったら
サレ妻になってしまったとき、取る行動は人ぞれですが、以下のようなパターンがあります。
夫の不倫の事実(証拠)をつかむ
不倫をしている夫に、「浮気してるの?」と聞いても、「そうだよ」とは答えてくれません。
そもそも不倫は、配偶者を裏切る行為。偽りのない誠実な対応は期待できません。
いくら不倫をしていると感じていても、言い逃れできない証拠がない限り、不倫の事実を認めないでしょう。なぜなら、慰謝料を請求されたり、離婚を求められたりするリスクがあるからです。
そのため、不倫をしているものと話し合ったり、戦ったりするには、確実な証拠をつかんでおく(もしくはつかんでいる振りをする)必要があります。
夫と離婚したくない
夫と離婚したくない場合、静観するという方法があります。「一時的な気の迷いだ」「いずれ別れて、私の元に帰ってくる」などとポジティブに期待し、何も言わずに待つのです。
ただし、願いとは逆に、不倫相手に本気になることもあるので、注意は必要です。
また、離婚を回避するため、言い逃れできない証拠をもって「不倫を解消する」よう迫る場合もあります。この場合も、必ずしも自分の元に夫が帰ってくるとは限らないのですが、目をそらさずに戦ったことで、後悔はしずらくなります。
夫と離婚したい
離婚したい場合、妻がそう思ったとしても、夫から「俺は離婚はしない」と言われる可能性があります。しかし「不貞の証拠」、いわゆる「不倫相手と性交渉したと断定できる証拠」があれは、民法に従って、裁判で離婚することができます。
夫と、不倫相手の女に、慰謝料を請求する
不貞の証拠があれば、夫と夫の不倫相手に、慰謝料を請求することができます。二人への請求、一方だけに請求、いずれも可能です。
慰謝料の支払いを拒否されたときは、裁判を行うこともできます。裁判で勝訴するには、「不貞の証拠」を提出するなどし、不倫の事実を明らかにする必要があります。
サレ妻をテーマにしたドラマ、漫画
不倫をテーマにした作品の中から、サレ妻にスポットがあたった作品をご紹介します。
ホリデイラブ
漫画「ホリデイラブ 〜夫婦間恋愛〜」
原作:こやまゆかり
作画:草壁エリザ
連載:マンガボックス
ドラマ「ホリデイラブ」
放送局:テレビ朝日
放送年:2018年
出演者:仲里依紗、塚本高史、松本まりか、中村倫也、他
あなたのことはそれほど
漫画「あなたのことはそれほど」
作者:いくえみ綾
連載:FEEL YOUNG
ドラマ「あなたのことはそれほど」
放送局:TBS
放送年:2017年
出演者:波瑠、東出昌大、仲里依紗、鈴木伸之、他
不倫サレ日記。
漫画「不倫サレ日記。 結婚9年目で33歳子なし兼業主婦が不倫されてみた」
作者:ななしな あめ子