不倫問題に、夫婦の会話は欠かせません。
「きっと浮気をしている」と確信したときや、不倫の事実が明らかになり「夫婦関係の修復(再構築)」や「離婚」に向けて取り組んでいるときなどです。
でもこのとき、話し合いが上手くいかない、と苦悩の日々を重ねてしまうことが良くあります。
嘘ばかりつかれる、
逆ギレされる、
逃げられる、
無視される……。
一体、どうすれば良いのでしょうか?
今回は不倫トラブル時における、夫婦の会話のコツについてお伝えします。特効薬ではありませんが、相手の心に何かしらを響かせることができるでしょう。
【不倫トラブル】夫婦の会話、主語を私にする
その答えは、「会話の主語を私にする」です。
「冷たい態度ばかりやめてくれ。俺は辛い……」
「毎晩、仕事が終わったらすぐに帰ってきて。私は不安……」
など、私がどう思ったのかを添えるのです。
「俺が悪いことしたのか!」
「なぜ、浮気をしたの!?」
など、責めだけに徹すると、相手は完全防御に徹したり、逆ギレで対抗したりします。
そこで、伝えたいことの最後に自分の気持ちを添えることで、相手に考える余地を与えることができるのです。「そうか、辛い思いをさせてしまったのか」……と。
言わなくてもわかる・わからないではなく、相手にあなたのことを一瞬でも考えさせるのが狙いです。
これは、ネガテイブなことだけでなく、ポジティブな会話にも使ってください。
「今日は一緒に食事ができて、俺は楽しかったよ」
「子ども達と遊んでくれてありがとう。私は助かったわ」
こちらも同じく、「そうか、自分の行動で喜んでくれたのか」と、相手のことを考える瞬間が生まれます。
もちろん不倫問題への取り組みは、そんな簡単なことでは無いのは僕も重々承知しています。僕自身も苦しみ抜いた経験があるので。
毅然とした態度で挑むことも大切です。
とても重要なことです。
でも、圧力ばかり掛けていても、なかなか進展しないのも事実です。自分の気持ちを伝えることで、少しずつ相手の心を響かせることができるでしょう。
【シタ妻・夫】嘘、逆ギレ、無視などをする理由
不倫をしている者は、己の快楽のために家族を平気で踏み台にします。
見ず知らずの極悪人ならいざ知らず、かつては愛し合った夫婦。「こんなに酷いことをするなんて、同じ人間なのだろうか」と、相手のおごりたかぶった態度に驚愕することがあります。
なぜ、そこまで非人道的なことができるのか……と。
説明するまでもなく、相手には「浮気をしていることを正直には話せない」という事情があります。
そのため、嘘をつく必要があるのです。ときには、逆ギレして相手を萎縮させたり、会話そのものを避けるために無視したり、その場を去ったりする必要もあります。
つまり大前提として、不倫をしている者(シタ妻・シタ夫)は、話し合いにまともに応じられない事情があるのです。
サレ側(不倫をされた夫・妻)は、その牙城を崩したい訳ですが、攻撃すればするほど、相手は鉄壁の防御を堅めるようになります。だから、話し合いが上手くいかない……と、膠着状態が続くのです。
そこで、「会話の主語を私にする」を活用します。
わかりやすい例を出すと、こんな感じです。
- 「絶対に許さない!」
- 「絶対に許さない! 俺は本当に悲しいんだ」
絶対に許さないという決心は同じですが、視点が少し変わるはずです。そこから相手に心に、少し入り込むことができるのです。
相手の心に残す戦略で
不倫問題は、たった一回の話し合いでは解決しません。
何日も、何週間も、何ヶ月もかけて、じっくりと取り組む必要があります。一度の話し合いで決着をつけようとするのではなく、長期戦略を覚悟しておくといいでしょう。
また、話している途中で、怒りが抑えられずに爆発させてしまうこともあると思います。
そんなときも、暴言を吐き捨てて終わるのではなく、できるだけ「私は悲しい」など、自分の気持ちを最後に残すようにしてください。
そうすることで、相手の心に何らかを残すことができるのです。
「お前なんか、〇〇〇しまえ! ……こんなことを言ってしまう、自分が悲しいよ」
それと、ポジティブなときも忘れずに。
「部屋を整理してくれたんだね。気持ちがいいよ!」
夫婦の会話がバトルばかりでどうにもならないとき、ぜひこのことを思い出して試してみてください。
繰り返しになりますが、容易な問題でないのは良くわかっています。でも何とか活路を見出さないといけない場合もあると思うのです。そんなときのヒントになればと願っています。
最後にひとこと。
相手が暴力を振るうなど危険な場合は、しばらく不倫問題の話を避け、日常会話をするようにしてください。
不倫の渦中、夫婦の会話は難しいと思います。
苦しいとは思いますが、浮気のことを脇へ置いて夫婦の会話をしてみてください。
話すことで心のバリアが少しづつ弱まります。それを繰り返し、少しでも本音で話し合える関係に修復するのです。
離婚・再構築、いずれの道を選ぶにせよ会話は大事です。
— マコト@不倫撲滅! (@tsumagafurin) September 29, 2019