第3章・不倫相手との話し合い(16)
2005年2月
不倫男が妻を洗脳「みんな一人で生まれて、独りで死ぬんだよ」
妻の気持ちを取り戻したい。
いくらそう願っても、こいつが妻への洗脳といえる程の邪魔をする限り、前へ進めない。
この男のバカさ加減に、妻が気づいてくれたら良いのがだ、現実は妻も同じくバカだ。佐伯から妻へ送ったメールの一部を紹介する。
これが、大人の男の正しい道? はぁ〜?
怒りとアホさが混じり合った、変な感情が湧き出て来る。
何が「みんな一人で生まれて一人で死ぬ」だ。
不倫は障害多い恋、自分が悲劇のヒロインに酔う、なんて話は良く聞くが、まさにその通り過ぎて笑えるほど。ネットで検索して、色んな夫婦問題・不倫に関するサイトを見ていたけど、既婚者の不倫って大体そんな感じなんだな、と言う事がわかった。
ちなみに、佐伯は夫である僕のことを《管理人》と読んでいる。馬鹿が……。
裁判をする覚悟がある、と妻に告げる
その後、妻へは「このまま不倫を続けるようなら、出るところにでる。そこで判断をあおぐ」と、裁判所へ訴える覚悟がある事を告げた。
とにかくまずは佐伯の排除だ! それで桜子の目を醒ますしかない。
佐伯は、桜子へメールではこう進言している。
正月に佐伯との約束で出掛けようとして激怒し、両手で軽く突き飛ばしたアレだ。それが暴力?何が有利だ。むしろガンガン使ってこい。
どこまでアホなのか。大学を卒業し、大手企業に就職、結婚し奥さんと子供がふたり、一戸建ての家を建て、車も購入。そんな男が、なぜ自分たちは悪くないと思うんだ? 不思議というか、やっぱり阿呆としか言いようがない。
そもそもの原因は、不倫だろ。違法行為だろ。何故わかっていない。
そしてお前は、自分の家族に対しても裏切り行為をしている、という自覚もないのか!?
(次回へ続く)→ 妻の不倫相手と直接対決! 別れると約束