日本は一夫一婦制なので、一夫多妻(一妻多夫)は認められていません。
重婚罪という違法行為になります。しかし、基本的には役所で婚姻届けが受理してもらえないので、重婚罪というのは事実上起こり得ません。
しかし、そんな重婚にいたる事件がありました。2件ご紹介します
【重婚未遂事件】結婚式でみずから式場を放火、一体なぜ?
まずは、ひとつめの重婚事件。
2008年、新郎が自らの結婚式場に放火する、という事件が起きました。
「マリッジブルーなのか?」
「実はゲイだったのか?」
など、様々な憶測を呼んだのですが、あとになり、火をつけた男には妻がいたことがわかりました。
既婚者でありながらも、不倫相手(独身女性)とトントン拍子に結婚まで進んでしまい、それを阻止する為の暴挙だったようです。
信じられない馬鹿みたいな事件です。
■参考
結婚式当日に放火した新郎:ウエディングカメラマンの裏話 より
【重婚の婚姻届が受理】消防署員のウルトラC級・重婚テクニック
次は、実際に重婚の婚姻届が受理された事件です。
男性は、妻とは別の女性と結婚したいと考え、今年1月21日に妻になりすまして署名押印した離婚届を市役所に提出、受理された。妻は離婚に同意せず、長野家裁伊那支部に離婚無効の調停を申し立てた。
ところが、男性は同支部が手続きをしている最中の4月5日、別の女性との婚姻届を提出し、受理された。その5日後に同支部が妻との離婚無効を決定。これにより男性は、法的に結婚している戸籍が二重に存在する重婚状態となった。重婚は別の女性との離婚届を提出した5月10日まで1か月続いたという。
妻に無断で離婚届、別の女性と結婚した消防署員:YOMIURI ONLINE より
まるでマンガです。
男性の立場としては、崖っぷちギリギリを走り抜けるアクション映画さながらの心境だったかも知れませんね。
- 妻になりすまし、勝手に離婚届を提出。受理
- 不倫相手との婚姻届を提出。受理
- 妻の離婚無効の調停が成立。重婚状態に!
だれか映画化して欲しいです。笑
水際で止めれなかった役所の管理体制にも問題があるように思いますが、とにかくアホな男だなぁ……と、完全にトホホな事件です。
ちなみにこの男は消防署で働いていたのですが、この事件を受けて懲戒免職になりました。
彼は自分の尻についた火を、消す事はできるのでしょうか。