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不倫中の男女が密会

不倫と浮気の違いを解説。また、不貞行為の意味とは?

浮気という言葉には「浮気心」とか「浮ついた気持ち」といった軽い印象がありますが、不倫からはズシンと重いものがのしかかってくる重大な印象を受けます。

そもそもこのふたつの言葉、「浮気」と「不倫」の意味は何なのか? そして、どう使い分けると良いのか?

使い分けが難しいこの言葉を、今回は解説します。

浮気と不倫、辞書に書かれたそれぞれの意味

【浮気/上気】うわき〔うは‐〕

[名・形動](スル)

  1. 一つのことに集中できず心が変わりやすいこと。また、そのさま。移り気。「―な性分で何にでも手を出す」
  2. 異性に心をひかれやすいこと。また、そのさま。多情。「―な人」
  3. 配偶者・婚約者などがありながら、他の異性に気がひかれ、関係をもつこと。「旅先で―する」
  4. 心が浮ついて、思慮に欠けること。また、そのさま。
  5. 浮かれて陽気になるさま。また、そうなりやすい気質。

デジタル大辞泉より

【不倫】ふりん

[名・形動]道徳にはずれること。特に、男女関係で、人の道に背くこと。また、そのさま。「―な(の)恋」

デジタル大辞泉より

たしかに、浮気の方が軽いですね。「配偶者・婚約者などがありながら、他の異性に気がひかれ、関係をもつこと」とも書かれていますが、「心が浮ついている」「異性に心をひかれやすい」など深刻度は低い印象です。

それ対して不倫は、「道徳」「人の道に背く」など、人として間違っている状態。うかつに他人に話せない、笑ってごまかせない状況といえます。

法律には、不倫や浮気という言葉はない。不貞行為という

不貞(ふてい)行為という言葉をご存知でしょうか。

不貞行為とは、結婚しているにも関わらず、妻・夫以外の異性と性交渉を行うことです(セックス。オーラルセックスなど射精をともなう行為も含む)。単に他の異性と密会しているだけの状態であれば、それは不貞行為とは言いません。

また、結婚する前であれば、法律上契約を結んでいないので、性行為があっても不貞行為にはあたりません。

実はこの「不貞」という言葉。法律で使われている用語なのです。結婚については民法で定められていて、その中では不倫や浮気という言葉は使用されておらず、同義語である不貞が使われています。

結婚は契約ですので、不貞行為があれば、民法第770条に基づいて、裁判所へ離婚を訴えることができます。

民法第770条

夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

配偶者に不貞な行為があったとき
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。

不倫・不貞は結婚後、浮気は結婚前に使う言葉

浮気と不倫は、どちらにも「配偶者がいるにも関わらず、他の異性と性行為を行う」という意味が含まれています。

ただ、不倫の意味である「人の道に背く」というのは、社会生活の秩序から外れる(乱す)ことだと言えますので、違法行為である不貞行為と、ほぼ同義語と考えていいのではないでしょうか。

ですので結論としては、

  • 【浮気】結婚前に使う
  • 【不倫】結婚後に使う

と、いう使い分けで良いと思います。

不貞行為がないプラトニックな関係は、不倫になるのか? ならないのか?

もう少し踏み込んでみます。
不貞行為がないプラトニックな関係についてはどうでしょうか。

法律上は、性行為の有無が不貞行為であるかの判断になります。そのため法律上は、プラトニックラブは不貞行為にあたらないということになります。

ただし、「夫(妻)との性行為を拒み続ける」「生活費を相手につぎ込む」などがあれば、民法第770条に記載されている「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する可能性があるので、その場合は裁判に訴えられた場合、負ける可能性が高くなります。

裁判で負ければ、慰謝料を請求される。子どもがいる場合には養育費や親権が請求されるなど、とても不利な状況で離婚されることになります。要は、「円満離婚ではない離婚を迎える」ということです。

不貞行為があると思うが、証拠がない場合

不貞行為はたいていの場合、ラブホテルやシティーホテルなど密室で行われることが多いでしょう。そのため、不貞行為の事実を証明するのは難しいのです。

そのため「これは明らかに不貞行為があると考えられる」という状況証拠を裁判所に提出すると、相手の不貞行為を証明となります。

そこで、細かな証拠をかき集めて、言い逃れできない状況をつくる必要があります。

僕個人の経験ですが、妻が不倫を行っていると確信したとき、妻は「不倫なんてしていない」とシラを切られました。しかし細かな証拠を複数集めて見せ、「もう言い逃れでいないぞ!」という状況をつくり、不倫の事実を認めさせました。当時の僕は、離婚ではなく、やり直しするために、そして不倫相手を排除するために、必死の行動を行っていました。

このことについては、以下のリンク先より本サイトの「不倫克服記」を読んでみてください。

不倫・不貞行為の証拠をつかむ方法

iPhone以外にもGPSロガーや探偵などを使う方法があります

不倫をされた場合、「やり直しを目指す」「離婚をする」のいずれを選ぶにせよ、不倫・不貞の証拠をつかむのはとても重要です。

なぜなら、不倫をしている者は、嘘をついたり、言い逃れしたり、逆ギレしたりするからです。そんなとき、「不倫しているだろ!」と憶測だけで迫っても進展できません。逆に相手に良いように振り回されるだけです。

離婚を決意した場合、証拠を握っているのは重要なのは当然ですが、夫婦のやり直しを目指す(再構築)場合であっても、相手が不倫を認めて、反省して、やりなおしを目指すと決意しない限りは上手くいきません。

そのため、いずれにせよ不倫の証拠、不貞の証拠が必要不可欠なのです。最後に、証拠をつかむために使えれる道具やウェブサービスをご案内します。

証拠をつかむのはタイミングも重要です。あなたの状況・環境に合わせて選んでください。

【スマホ以外1】数千円で買える「GPSロガー」で移動ルートを記録。Amazonで高評価!

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    筆者: マコト(篠原誠)

    篠原 誠(しのはら まこと)
    パートナーの不倫に苦しんでいる方のためサイトです。僕はかつて妻の不倫問題と戦い苦しい経験をしました。相手は職場の上司でW不倫。辛かったあの日々を振り返り、自分と同じように現在苦しんでいる方への参考になればと願い、本サイトを立ち上げました。    ▶︎ 運営者プロフィール
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