先日、Twitterで「不倫される前・する前、セックスレスだった?」というアンケートを実施させて頂きました。
その結果が出ましたので、ここでご報告いたします。
その前にまず、投票・拡散頂いた皆さま、ありがとうございました。166人もの方から、貴重な一票を投じて頂きました。
【アンケート集計】不倫される前・する前、セックスレスだった?
Twitterはの結果をより見やすくするため、男女別に分けて円グラフにしました。
以下、ご覧ください。
【夫が回答】半数以上がセックスレス
- セックスレスだった 56%
- 月1回以上の性交渉があった 44%
【妻が回答】半数が月1回以上の性交渉あり
- セックスレスだった 52%
- 月1回以上の性交渉があった 48%
【結果】セックスレスが若干多いが、ほぼ半々
アンケートの結果はご覧の通りです。
若干、セックスレスの方が多いものの、ほぼ五分五分と言える結果となりました。
僕はこのアンケートを行う際、「セックスレスが浮気心を生む一端になっているのかを知りたいので、アンケートを実施します」と声を掛けました。
実のところ、セックスレスの割合が圧倒的に高いのでは無いかと予想していたのですが、結果は半々。大雑把にまとめると……
「セックスレスであろうと、なかろうと、不倫する奴はする」
ということです。
ちなみに、このアンケートは僕のTwitterアカウント(マコト@不倫撲滅!)で実施したため、回答者の大半は妻・夫の不倫に苦しめられているサレ夫・サレ妻かと思います。
【私感】セックレスは不倫をしても良い理由にはならない
アンケート結果に、僕の考えも補足しておきます。
セックスレスは夫婦の課題です。
セックスレスを解消したいと思うのならば、夫婦でその問題に対して向き合う必要があります。
一方、不倫は身勝手な違法行為です。
自分の意思で配偶者を裏切り、家族を傷つけ、崩壊へと導きます。もちろん不倫には相手もあります。相手の家族や周りの人も不幸に陥れるのです。
確かにセックスレスは辛いものです。無理矢理求められるもの、拒否されるのも。だからといって不倫をして良い理由にはなりません。向き合うべきは夫婦なのですから。
セックスレスは離婚の理由になる
最後に、法律的視点からみたセックスレスについて解説します。
セックスレスが辛い。
でも浮気はしたくない。
この生活を変えるには離婚するしかない。
そう考える方もいるでしょう。しかし……
「セックスレスだから、必ず離婚が認められる」
と言うわけではありません。
確かに、婚姻関係を継続するにあたって、肉体的な結びつきも重要な要素のひとつです。夫婦の一方が性交渉を求めているにも関わらず、セックスレスの期間が何ヶ月も何年も続いている場合は、それが離婚の理由になる場合があります。
でも、不貞行為のように決定打ではないのです。
一例をあげると、以下のような理由が考えられるからです。
セックスレスでも離婚できないこともある。その理由は?
- 妊娠中で性行為をしたくない
- 産後・育児中で身体がとても疲れている
- 病気である
- 勃起不全や射精障害で行為そのものができない
- お互いに性行為を求めていない
- 性的嗜好が合わない
- パートナーが過去に不倫をし、愛情が無くなった。汚らわしく思えて触れ合いたくない
- 高齢である、など
セックスレスは、民法に抵触する
セックスレスが原因で離婚になるとは、そもそも、どういうことなのでしょうか。
具体的には、離婚について規定されている、民法第770条の「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当します。
条文は以下の通りです。
民法 第770条とは
1)夫婦の一方は、以下の場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
配偶者に不貞な行為があったとき。
配偶者から悪意で遺棄されたとき。
配偶者の生死が3年以上明らかでないとき。
配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
2)裁判所は、前項第1号から第4号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
セックスレスを理由に離婚するには、証拠が必要
離婚をするには、以下の3パターンがあります。
- 【協議離婚】夫婦の話し合いで決める
- 【調停離婚】裁判所の調停で決める
- 【裁判離婚】裁判所に判決を下してもらう
夫婦の話し合いで決着がつかない場合は、調停、裁判へと進むわけですが、そこで必要なのは証拠です。
口頭で「わが家はセックスレスです。僕が求めても受け入れてもらえません」と説明しても、それを相手が認めないと、本当かどうかわからないからです。
まず、いつからセックスレスが続いているかを、具体的にメモして行きます。そして、その内容を裏付けるため、拒否されていることがわかる夫婦の会話を録音しておいたり、LINEやメールでやりとりしたメッセージを保存しておくなどします。
それらの証拠を持った上で、調停に挑んだり、弁護士に依頼して裁判を起こしたりします。
【最重要】夫婦の会話は不可欠です
夫婦関係を継続させるって、大変ですよね。
仲が良いときは、心身ともに安らぎになるし、頼りにもなる。でも、不倫など重大なトラブルが発生すると、途端に「証拠だ!」「弁護士だ!」とややこしくなります。
アンケートの結果報告から話が膨らんでしまいましたが、最後にまとめると、僕は「夫婦の会話」が最重要であり、トラブル予防・解決のキーを握っていると考えています。
先日、こんなツイートをしました。
話すのが難しければ、LINEや手紙でも良いです。少しづつ自分の気持ちを伝え、そして相手も受け止めるようにしてください。
もちろん一朝一夕にはいきません。一歩一歩です。
夫婦って、そういうものだと思うのです。
— マコト@不倫撲滅! (@tsumagafurin) December 22, 2019
どうか、夫婦の会話を恐れないで、一歩を踏み出して欲しいです。
体調が悪い……セックスレスの原因は妻の不倫だった!
最後に余談。
僕自身のことを書き添えておきます。
僕はセックスレスに悩まされた経験があります。
結婚3年目のある日、妻が無気力になり、セックスを拒否されるようになりました。理由を聞くと、「体調が悪い。嫌いになった訳じゃない」……と。
僕は、妻の身体をいたわり、何週間も、何ヶ月も、優しく接するよう心がけました。妻を思いやり、元気になってもらえるように。
しかし、一向にその様子はかわりません。
そんなある日、妻が不倫をしていることに気づきました。相手は会社の上司です。
セックスレスに悩む男性へ
「性欲が満たされないのは辛い……このままでは風俗に行ったり、浮気をしたりしそうだ」
そう思い悩むことがあるでしょう。
その場合、もしかしたら妻が不倫をしている可能性もあると思うのです。
以下、僕のリアルな体験記です。
同様の方や、気になる方は、ぜひご覧ください。
■不倫克服記
結婚3年目、妻が原因不明の体調不良。無気力から、セックスレスに