- 【女性】不倫を語りたがる
- 【男性】不倫を隠したがる
2020年1月、俳優・東出昌大の不倫が報道され、大きな話題となりました。
妻の杏さんとは「おしどり夫婦」と称され、さらに3人のお子さんにも恵まれ、幸せいっぱいの理想的な夫婦だと思われていたからです。そんな中、夫の東出昌大は、女優の唐田えりかと不倫をしていたのです。
しかも、不倫が始まったのは3年前。
当時、唐田えりかは19歳。
未成年でした(現在22歳)。
妻であり、女優の杏さんは、3人目のお子さんを妊娠していた頃です。
唐田えりかのInstagram、浮気関係を匂わせる写真を大量に投稿していた
東出昌大の酷い行動もさることながら、不倫相手である唐田えりかも相当なものでした。
その理由は、彼女のインスタグラムです。
唐田えりかは、透明感ある純情派女優として雑誌、ドラマ、CMなどに出演し、自身のインスタグラムにも爽やかなイメージの写真を多く投稿していました。その中に、東出昌大や、東出昌大との不倫を匂わせる投稿も多数あったのです。
たとえば、東出昌大の絵(そっくりの絵?)にキスしている写真や、東出昌大本人の寝起きっぽい写真やオフショットなどです。
さらにクリスマスには、東出昌大と思われる者とホットワインで乾杯している様子も投稿していました。実はその前に、東出昌大がインタビューで「理想のクリスマスデートはホットワインを飲みたい」と答えていたのです。
このように、東出昌大との不倫関係は隠しつつも、匂わせる投稿を何度も繰り返していました。
余談ですが、杏さんは、妊娠・出産後、4年ぶりにドラマ「偽装不倫」で主演として復帰しました。ドラマの中での杏さんの不倫相手役(実際は独自同士で不倫ではない)の宮沢氷魚さんがインスタにアップした「杏さんとのツーショット写真」に、唐田えりかが「いいね」をしていたそうです。
あえてこの写真に「いいね」を押したのは、どういう意図があったのでしょうか? 自分自身の不倫を肯定し、杏さんも宮沢氷魚さんと不倫すればいいのに、と願っているとも捉えられなくもありません。
そんな唐田えりかの不可解な行動に、SNSでは非難の声が溢れていました。
女性はなぜ、不倫をちょいバレさせたり、匂わせたりするのか?
前置きが長くなりましたが、本題の「なぜ、不倫女は『ちょいバレ』させたがるのか?」について、その理由を解説します。
その答えは、心理学者で臨床心理士。さらに神奈川大学の教授である、杉山崇先生が書かれた「ウルトラ不倫学」という本にあります。
芸能人や政治家など、立場ある人であってもなぜ不倫をするのかを、心理学の視点で考察した名著です。
不倫をする女性が幸せを感じる心理について、このように書かれていました。かいつまんで引用します。
僕は、そう思ったのですが、不倫をする女心としては、そうでは無いそうです。もちろん、リスクを認識していたり、罪悪感を覚えていたとしても、それを人に言いたくなるのだとか。
【場依存性が高い】祝福してくれる誰かが必要
その理由は、場依存性の高さ。
場とは《周りの反応》や《雰囲気》のことで、女性は「場は自分をどう見ているのか?」が、すごく気になる人が多いそうです。
そのため、「不倫だけど素敵な男性とお付き合いしています」という喜びを分かち合う誰かが必要になる、ということです。
祝福してもらうことで、背徳感・罪悪感から目を背けることができ、今の幸せにひたることが出来るとのこと。
つまり、《バレるリスク》よりも《幸せを感じたい》を優先しがち、ということです。
そのため、そもそも「誰かに自分のことを語りたい」という気持ちが乏しく、不倫を誰かに語るのはリスクと捉え、人にばらしたり、匂わせたりすることがほとんど無いとのこと。
心理学を用いて、不倫を理屈で解説
場依存性・場独立性について書かれているのは、本書のわずか数ページです。杉山崇先生による「ウルトラ不倫学」は、不倫というものを、人間の本能や心理学で解き明かしています。よくある法律的な話ではなく、学問としての「不倫学」です。
そのため、不倫に賛同しているような内容もあるので、不倫をされて苦しんでいる方にとっては、不快に感じる部分もあるでしょう。
しかし不倫について、する側・される側の間に立ち、公平に考察する姿勢からは、「人はなぜ不倫をするのか?」「不倫をされないようにするにはどうすれば良いのか?」のヒントも得られます。
「不倫撲滅!ダメ、絶対」という本ではありませんが、不倫をする人の心理がよくわかるので、ぜひ読んでおきたい一冊と言えます。
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