僕が大学生だった頃、同じ学校の友人(女子大生)が既婚者と付き合っていました。
「彼氏はいるんだけど、結婚しているんだよね〜」
そんなことを教えてくれて、当時の僕は「あ、そうなんだ。年上好きなのかな?」くらいにしか思っていませんでした。
でも、今の僕は違います。
妻に不倫をされ、間男と直接対決をし、夫婦関係はボロボロになり、離婚に至る経験をしました。不倫がいかに悪行であるかを、身をもって理解しています。
不倫とは、他人の不幸の上に、己の性欲を満たそうとする卑劣な行為。
当時の僕は、「不倫をやめるよう説得する」「彼女を守ってあげる」という発想すら浮かばなかったのです。
ゴールデンボンバー 歌広場淳、不倫女性を妊娠・人工中絶
不倫の悲しい末路……。
ゴールデンボンバーのメンバー歌広場 淳氏が、独身の一般女性と不倫をしていたと文春で報じられました。
- 【男】歌広場淳(36歳・既婚)
- 【女】A子(20代・独身)
ひと言で言えば、女性の無知。
不倫がいかに嘘まみれで危険に満ち溢れているかを、理解していなかったのです。
既婚男の嘘「夫婦関係は破綻している、ずっと一緒に居たい」
歌広場氏は、飲み会で出会ったA子さんと、その日のうちにホテルへ行きます。
その後も密会。
不倫の交際を続けました。
そのとき、歌広場氏はA子さんへこう話していたそうです。
「夫婦関係は破綻している」
「ずっと一緒にいたい」
さらに、歌広場氏は性行為の際、避妊をしませんでした。
そうした日頃の言動から、A子さんは「いずれ歌広場氏と一緒になれる(結婚できる)」と思っていたのです。
そんな折、A子さんは妊娠してしまいます。
不倫には、妊娠・中絶のリスクがある
A子さんは、お腹の赤ちゃんを産みたいと思いました。
しかし歌広場氏からは、「堕ろしてほしい」「認知はできない」と言われるようになるのです。
結果的に、妊娠14週で破水し、人工中絶手術を受けざるを得なくなったそうです。「人工妊娠中絶に対する同意書」の配偶者の欄には、歌広場氏が署名したとのこと。
A子さんは、赤ちゃんをうしない、さらに胎盤遺残(産後、胎盤が子宮内に残ってしまう)に苦しみ、仕事も辞めることに。
A子さん激怒! 歌広場氏に第2子誕生
追い討ちをかけるように、A子さんに悲報が届きます。
自分は赤ちゃんを堕ろして欲しいと言われた。その一方で、歌広場氏の妻も妊娠し、こちらは出産していたのです。
歌広場氏からA子さんへの釈明はあったものの、言葉が二転三転し、A子さんはついに我慢の限界に達したとのこと、
ここから先については書かれていませんが、A子さんは、身体も心もズタズタ……。相当な苦しみだったかと思います。
でも、A子さんの相手は既婚男性。
歌広場氏をいくら恨もうとも、自分も加害者なのです。被害者は歌広場氏の妻。
小中学校の道徳で「不倫をしてはいけない」を教えて欲しい
今回、僕は言いたいのは、
「若者が不倫のリスクを学ぶ機会を設けて欲しい」
ということです。
具体的に言うと、小学校・中学校の道徳の授業で「結婚と不倫」についても取り上げて欲しいのです。
文部科学省のウェブサイトには、小学生・中学生向けの道徳の教科書がすべて公開されています。僕はこの教科書を読みました。
- 男女差別はいけない
- 人を尊重しよう
- 社会には秩序がある
と言った内容です。
中学生向けの道徳の教科書には、「家族の一員としての自覚を」の項目もあるのですが、家族は共同体であるとか、命に感謝しようとか、抽象的でぼんやりとしたことしか書かれていません。
僕の感想ではありますが、これでは結婚観は養われず、心に残らないと思いました。
*参考:文部科学省「道徳教育」
道徳の目的とは
そもそも道徳の目的とは、何なのでしょうか?
文部科学省のウェブサイトには、以下のように書かれています。
不倫の意味は?
また、不倫の意味を国語辞典で調べるとこうありました。
ちなみに「人倫」とは、人の道という意味です。
不倫は、人の道に外れるということ。
まさに、道徳で扱うべきことだと言えるのではないでしょうか。
不倫が学校で扱えない理由
以下、僕の想像です。
学校の授業で不倫が取り上げづらい背景を考えてみました。理由は3つあります。
- 子ども自身の問題(婚外婚・婚外子)
- 子どもの家庭の問題(親が不倫)
- 教師・役人が不倫(不倫が蔓延)
特に1・2に関しては、対象の児童・生徒を傷つけてしまうことになります。ここへの配慮がもっとも大きいかと思います。
3に関しては論外ですが、事実として結構な人数がいるのではないかという気がしています。
10代で不倫のリスクを学べば、大勢を救える
もし、10代の頃に不倫のリスクを学び、「不倫は絶対にいけないよね」という認識が持てたら、かなり多くの人を救えると思います。
つまり、不倫が起こらないことで、傷つく人たちを未然に守ることができるのです。
記事冒頭で書いた、僕の友人も既婚者に振り回されなかっただろうし、A子さんも傷つかなかっただろうし、A子さんの赤ちゃんも悲しいことにならなくて済んだかもしれません。
10代のうちに、不倫に関して学ぶ機会を、なんとか設けて欲しいと願います。これ以上、苦しみを増やさないためにも。
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